とっとこ小小太郎

人生は素直に生きる方が楽しい!

「起業」それ、本当に必要ですか?

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こんにちは。昨今、「起業」という言葉が流行っている事に違和感を感じている、小太郎です。

先に言っておくと、起業を否定しているわけではなく、安易に「起業」という言葉を出す人が多い事が残念に思えているのです。

学生起業家も増えて、実際に成功している人もいるので、それが続けば日本は世界をリードできるようになるかもしれませんが、いいところばかり光っているのも事実。

起業ってそんな甘くないよ。

 

1:なんでこんなに「起業」が流行ってるの?

ICTの発達によって、

・第4次産業革命に突入している

・初期投資を少なくする事ができる

・倒産した場合のリスクも昔より低い

・起業が歓迎される情勢になっている

など単純に、"起業しやすい環境"が整い始めているから。だと私は思っています。

この記事を見てくれている人は、「第4次産業革命」という言葉を知っている人は多いと思います。(初めて聞いたという人は、起業辞めたほうがいいよ。)

政府でも、成長戦略として「第4次産業革命」が重要だと発表されています。*1

そして、起業したことで、富を得ている人がクローズアップされる事が多くなっている事もあり、それを見た人が「私でもできそう」と思うことも夢見る人が多くなっている思っています。

story-is-king.com

さらに言えば、日本人は肩書きにこだわる人も多い印象です。

起業する事により、「社長」という肩書きが出来る。確かにカッコイイ。だけど、「社長という肩書きを、あなたは背負うだけの勇気があるのか?」と問いたい。

そもそも、肩書きなんて、その会社を辞めてしまえばなんの意味もなさない。だから肩書きにこだわっている人を見ると、大丈夫かな?と思います。

肩書きについて、キングコング西野さんがブログに書いた「まだ肩書きで消耗してるの?」にすごい共感したので、是非みんなにも読んでほしい。オチも秀逸。笑

 

2:起業のメリット・デメリット

起業のメリット 

・自己実現ができる

・成果=給料として、稼げる

・0から全部自分で作れる

・自由を手に入れる事ができる

・自分のスキルアップにもなる

起業のデメリット

・全ての責任を負う

・倒産した場合、債務を負う事になる

会社で従業員を雇えば、その従業員を雇う事の責任や、社会的な信用度もなくなるという事も覚えててほしいです。

成功すれば、得るものが多く、失敗すればリアルな責任がのしかかってきます。まさにハイリスクハイリターン

若い時であれば、失敗も一つの経験として、次回に繋げる事ができると思いますが、社会人で家庭を持っている人であれば、尚更脱サラしてまでやる価値があるのか、起業しないとできない事なのか、責任が大きくなる分、見極めをしっかり行ってほしいです。

『会社を辞めないという選択』著者に聞く、会社の財産を使って起業家のように働く5つのポイント - リクナビNEXTジャーナル

 

3:本当に必要なのは?

僕が思うこれからの世の中生きていく上で、本当に必要だと思う事は

「起業家精神(アントレプナーシップ)」です。

第4次産業革命に入り、グローバル化やテクノロジー化の波で変化が激しくなってきています。今日の常識が明日には通用しない。次々に新しいモノが産み出されては、それを超えるものが明日には産み出されるほど。そんな世の中。

変化が激しい世の中だからこそ、起業家のように考えて行動していくため、起業家精神は大切です。アイデアを形にするべく行動し、失敗という経験値を積んでいく事で現実を知り、結果をしっかりと受け止め、分析して次に活かす。そもそも、変化が激しい世の中だからこそ、起業するしないにかかわらず、慎重かつ大胆に行動していく起業家精神は大切になってきます。

そして、別に独立しなくても起業は出来ます

IT企業大手のサイバーエージェントなどは、積極的に子会社として会社を設立しています。起業したいと思うほど強い意志があるのであれば、リスクをデメリットを減らした状態で行える、そういうやり方もアリなのではないかと。ただ、どちらにしろ相当の覚悟は必要です。

資金を出してくれた人や、人生をかけてついてきてくれた仲間、お金を払うお客さまがいるのであれば、その程度の覚悟で起業したのでは多くの人に迷惑をかけます。起業するからには、人のお金や人生を預かることの重大さを感じるべき。つまり、「起業するな」と言いたいわけではなく、「やるなら覚悟をしてやれ」と言いたい

引用:(私の著書が若い起業家に与えた誤解  (藤田晋氏の経営者ブログ) )

 

特に学生のみなさんに覚えててほしいこと

必要なのは、将来「自分がなにをして、何を得たい」のか。という事に真摯に向き合い、行動してください。

 

・本当に起業しないとできない事なのか。

・「覚悟」はあるのか。

・起業をして何を得たいのか。

 

起業して成功を納めれば、得る事が多のは事実。一方、日の目を見ないまま消えていく人たちが大半なのも事実。「起業」という言葉に踊らされずに、現実を見て判断できる目を持ってください。

そして、人生をかけてやりたい事が見つかった時、「覚悟」をもって突き進んで下さい。

未来を作るのは自分です。