【モノの価値】「えんとつ町のプペル」無料化について
こんにちは。とっとこ走る小太郎です。
最近、キングコング西野さんのSNSをフォローしていたこともあり、朝起きてSNSを眺めていて驚きました。「えんとつ町のプペル」無料化。
西野さんのSNSをフォローしたキッカケが、「えんとつ町のプペル」の話題にのっかてなのですが、それを本気で100万部販売するという目標に興味をもったことや、ズバスバ世の中に対して持論を展開する姿がかっこいいと思ったからです。
そんな人がなぜ力を入れている作品を"無料"にしたのか。
背景には小学生の声
「2000円は高い。自分で買えない」
2000円が安いのか高いのかは人それぞれ違うし、そもそもそれだけの価値があるのかは、買った本人が決めればいい。
しかし、お金がないことで「買えない=見ることもできない=判断もできない」では、お金がない人は見ることすらできずに終わってしまう。
お金という奴隷に縛られてしまっては、人が望むことも制限されてしまう。そういうことをなくすために、無料に踏み切った西野さんは本当にすごい。尊敬です。
そして、本質をついていると思ったのは、こちら。
僕は、『10万部売れるコト』よりも、『1億人が知っているコト』の方が遥かに価値があると考えます。
引用:公式ブログ転載
なぜ、それを生み出したのか。それを誰に届けたいのか。そうするためにはどうする方がベストなのか。
えんとつ町のプペルは、共同で作った作品。単純に考えると、無料にするということは、収入ががなくなるということ。作品に関わった人の収入をゼロにすることになります。しかし、そうなったとしてもどうにかするという覚悟、昔のように「恩で回す」仕組みを望む気持ちを優先させた決断は称賛されるべきものだと思います。
実際、批判の声もあるようですが、この決断をしたことでさらに応援してくれる人も多いのも事実。
モノの適性な値段とは
だが、全てがこのように上手くいくとは限らない。
私も以前までは、「安くて良いモノ」を選んでいました。今は、「良いモノで安い」に徐々にシフトしています。"安い"が第一の判断基準ではなく、"良いモノ"を第一の判断基準にしています。
安いモノには必ず理由があります。
消費・賞味期限が近いモノ
従業員を安く雇うことで、モノの値段を下げる
競合との価格競争
などなど。
安ければ消費者は喜びます。顧客は増えるかもしれません。
しかし、供給する側は幸せでしょうか。
供給する側が幸せになるように、モノの値段を高くする。
それでは、消費者は手を出しません。
モノには適性な価格があるはずです。
「えんとつ町のプペル」はこだわりを持って生み出した作品。
色を綺麗に出す為に特殊なインクを使っていて、使用するインクの数も一般的な作品より多く、そしてページ数も多いので、2000円という値段設定はギリギリまで頑張ったのですが、それでも2000円。
引用:公式ブログ転載
しかし、今回小学生の声を反映し無料にした。普通はできないです。
作者がこの作品を生み出すまでにかけた時間や、無料化にした背景を気にもしないで「無料で見れる~ラッキー」と思っている人は、ただのバカ。
ましてや、恩も感じなければ人としてどうなんだろう。
無料化の効果
「狙っていたのか?」と思うぐらい無料化にした後の反響で、購入が増えているらしい。
無料化=話題性=広告効果
と考えを変えれば、策士だな。と思ってしまうが、実際には売れなければ笑ってられない状況になっていたことは嫌でも想像つくこと。
でも、結果として売れ続けているのであれば、僕個人としては嬉しいし、日本てやっぱり素敵なところだとも思えた。
本当に100万部達成してほしいな。
と、上から目線な感じで書いてしまったけど
私はまだ買っていないし、無料化になって一回も見ていない!!笑
ただ、これがキッカケで凄く気になっているので買います!笑
西野さんに一本取られた気分。笑